美容
形成外科との大きい違いは形成外科が保険適応であるのに対し美容外科は保険がきかないということです。
当院では、シミ・ホクロのレーザー治療、ピーリング、脱毛、ニンニク注射、プラセンタ注射、ピアス、などが自費になります。
美容のすべてを扱っているわけではありませんが、ちょっと気になることがあるんだけど…という気軽な感じで相談して下さい。
シミ・ほくろ
濃いシミにはQ-YAGレーザーを使用します。浅いところにあるものは532nmという波長、深いところにあるものは1064nmという波長を用います。当日から洗顔は可能です。すり傷の状態が2〜3日、かさぶたが5日程度続きます。
薄いシミや肝斑にはハイドロキノン・レチノイン酸・コウジ酸などの美白クリームやビタミンC誘導体のローションを使います。
ホクロはCO2レーザーを使って焼きます。当日から洗顔が可能です。キズが落ち着くまでに1週間程度かかります。
また直径が3mm以上ある大きいものや病理検査が必要なものは、保険診療で切除・縫縮をおこないます。
レーザー脱毛
黒い色素(メラニン)に吸収するレーザー光を照射することにより、皮下の毛根が熱影響を受け、その熱により毛根のまわりの細胞(毛胞)が熱損傷することで毛の再生を抑制するというものです。
そのため表皮を熱から守り、毛根のみ熱影響をあたえることが、理想的なレーザー脱毛なのですが、当院の医療用脱毛は皮膚を守るための冷却装置が付いており、より安全なレーザー脱毛がおこなえます。また、毛の太さ、皮膚の状態によりアレキサンドライトレーザー、半導体レーザー、YAGレーザーを使い分けています。
1ヶ月半から2ヶ月に1度、計5回程度が治療の目安です。
1回の施術時間は両ワキで15分、両ヒザ下で1時間30分位です。
入浴は当日から大丈夫ですが、日焼けは避けて下さい。
また日焼けが目立つ状態での脱毛は色素沈着の可能性があるのでおこなえません。
ケミカルピーリング
くすみ、ニキビのような皮膚の浅いところの病変にはグリコール酸を用いたソフトピーリングをおこないます。
施術後少し赤みが残ることがありますが、直後より化粧することができます。
またニキビ痕や水疱瘡の痕のように深いところの病変にはトリクロル酢酸を用いたハードピーリングをおこないます。
2~3日後に皮膚がボロボロ剥けることがあります。
皮膚の状態によっては施行できないこともありますので、ご相談下さい。
いずれも2週間に一度の間隔で5回を目安におこないます。
また自宅で簡単に使えるピーリング用の石鹸もあります。
レーザートーニング
Q-スイッチYAGレーザー1064nmを用います。
従来禁忌とされてきた、肝斑に照射できるレーザーです。
対象は肝斑になりますが、皮膚のトーンを明るくするために全顔におこなうこともあります。
肝斑に照射する場合、レーザートーニングを単独でおこなうことはありません。
ビタミンC、トラネキサム酸の内服、
美白クリーム(ハイドロキノン、レチノイン酸)の外用と併用します。
光療法
ニキビ治療とシワやたるみに対して用いられます。
410nmの波長の青色光を照射することで、ニキビのもとになるアクネ桿菌を選択的に殺菌し、
炎症を抑え、長期的にニキビの発生を抑えます。
また850nmの赤色光を照射することで、血液の循環をよくし、新陳代謝が促進され、コラーゲンが増加することで、きめ細やかな肌、透明感のある肌になり、シワやたるみに効果が得られます。
従来のレーザー治療とはまったく異なり、横になって光を浴びるだけです。
もちろん直後にお化粧もできます。
マイルドな治療ですので1週間1回、 10回程度が治療の目安です。
レーザーフェイシャル
毛穴、くすみ、しみ、小じわを目立たなくし、リフトアップの効果も期待できます。また顔の脱毛効果も得られます。
当院でのレーザーフェイシャルは、YAGレーザーとアレキサンドライトレーザーの二種類の波長のものを、肌質・ニーズにあわせて使い分けています。
YAGレーザー
メラニン(黒色)、ヘモグロビン(赤色)と反応するレーザーです。コラーゲンを産生する細胞に熱刺激を与えることで、その働きを活性化させ、コラーゲンの産生を促します。その結果、小じわ、ニキビ跡を改善させ、リフトアップも期待できます。またヘモグロビン(赤色)とも反応するため、赤ら顔、ニキビ跡の赤みの治療にも効果的です。
アレキサンドライトレーザー
主にメラニン(黒色)と反応するレーザーです 。シミやくすみ、毛穴のメラニン色素にレーザーを照射することでメラニンを破壊するという治療です。これにより、しみやくすみ、毛穴の黒ずみを目立たなくさせることができます。うぶ毛の脱毛にも効果があります。